Street Story ツアーファイナルに参加したお話
親愛なる皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。
今週はショックな事件が相次いで、心が疲れてしまっているのではないでしょうか。
私も例に漏れず、どう向き合うか悩み抜いた一週間でした。
仕事が忙しく、深夜帰宅してようやく自分の時間が出来て、食事もそこそこにただ涙がボロボロと落ちました。
不思議ですよね、会社で流れる訃報は流してみるくせに、この時ばかり胸を痛めるなんてこと。
忙しさも相まってか、自分の感情自体に翻弄されて、いささか疲れていました。
そんな中のストストのツアーファイナル。私は3部に参加しました。
(高田さん体調不良でお休みでした、どうかお大事に・・・)
3部は生配信もあって、半ばトークショーのような状態でした。
子供の頃にやったゲームを3人、ないし4人でやってはころころ笑う。
お腹が痛くなるまで、ただただ、笑い続けました。
笑うってやっぱり何もかもを溶かす力があります。
引きずるようにしていた体が不思議と軽くなった感じがしました。
そして最後は3曲アコースティックでした。
何とも例えがたい、あたたかくて、力強くて、確かな熱が伝わりました。
じっくり歌詞を聴いているとボロボロ涙が出るのです。
反対にご本人たちは終始楽しそうで、きっと泣いているのが不思議に思われるだろうな、なんてことを思いながら手拍子を打ちました。
音楽の力、エンターテインメントの力、なんて大きなエネルギーだろうと感銘を受けました。
あふれかえる情報と、たくさんの人の感情の波で俯きそうになっていた自分が
いったい何に悩んでいたのか?と思えるぐらい、ただ楽しそうな3人の姿が火を灯してくれたようでした。
ストストの音楽を聴いていると、高校生の時にバンドを組んだ初めの頃を思い出します。
ただ楽しいだけでやっていた頃。好きなバンドの曲を仲の良いバンドメンバーで、お菓子食べたり時には楽器を抱えたまま悩みを打ち明けたり。
すっかり忘れていた、あの頃の純粋でまっすぐな思いが、ストストの中には見える気がします。
同世代の人たちがどんどん挑戦を続けている姿は大きな希望をもらいました。
長く仕事をしていると、現状維持でもういいかな、と思ってしまいたくなりますが
私もものづくりをする者の端くれとして、やはりまだまだ、出来ることを追求していかなければなりません。
今、世の中の大きなうねりの中にいます。
私たちはやっぱり、生きて、世の中を動かしていかなくてはならない。
ストストが示したものはシンプルであたたかいものだけれど、それは個人個人の大きな力に繋がっていって、いずれ実るものはもしかしたら、驚くほど鮮やかなものかもしれません。
Street Storyの皆さん、ツアー大変お疲れさまでした。
心から、ありがとうございました。